子宮の教科書 第百話
Q25 生理痛がひどい…
もしかして子宮内膜症?
A 本当に内膜症?
検査しなければわかりません。
放っておくと不妊の原因にも
子宮内膜症という病気は、子宮の内側にある子宮内膜とよく似た組織が、なぜか子宮以外のさまざまな場所にできてしまう病気です。
この子宮の内膜に似た組織は、生理のたびにあちこちで出血して、その場で炎症を起こし、強い痛みや、まわりの腸などの組織との癒着を生じさせます。
生理がある女性の10人に1人は子宮内膜症だといわれており、慢性的にお腹が痛い高校生の20~50%に子宮膜症があるというデータもあるぐらいです!
そのまま治療せずに放っておくと将来は不妊の原因のもなるので、甘く見てはいけません。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)