子宮の教科書 第百一話
検査しなければ内膜症かどうかわからない!
内膜症になった方が一番最初に「変だな」と感じるのは、生理痛がひどいときでしょう。
あわてて病院に行って生理痛がひどいことを相談すると、医師から「内膜症があるようだね」などと、かなりの確率で言われることがあります。
医師からそのようにいわれてしまったら、「私は内膜症という病気があるんだ」というふうに思いこんでしまうものですが、ちゃんと検査をしてみなければ、内膜症かどうかはわかりません。
検査をしないまま、お医者さんの言葉だけを聞いて、インターネットの情報ばかり信じ、頭でっかちになってしまうのはとても危険です。
内膜症の検査方法は「超音波検査」、「血液検査」、「MRI」などいろいろあります。アメリカでは、「腹腔鏡」というもので、お腹からカメラを入れて、実際にお腹の中を見る方法までとります。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)