子宮の教科書 第百十九話
頸ガンと体ガンの検査は違います!
注意してほしいのは、体ガンの検診方法です。 頸ガン検査は、膣の奥に顔を出している部分(膣部)から、すぐにパッと細胞を取ることができますが、体ガン検査では、子宮の中の奥まで検査器具を入れて細胞を採らなければならないので、時によってはすごく痛いんです!!
特に子どもを産んだことのない方にとっては、相当痛いはずです。なので、頸ガンや乳ガン検診のように、子宮体がんの検査は「毎年ちゃんと受けておきなさい」と検診にはなっていません。 もちろん、不正出血など疑わしいときは検査しなければいけません。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)