子宮の教科書 第百二十八話
「結果が悪ければすぐに連絡が来るはず!」の勘違い
ここで注意してほしいのが「結果が悪く急ぎを要する人には、ちゃんと連絡が早くくるはず」と思い込むこと。
市町村の無料検診を受けた患者さんは膨大ですし、今は個人情報の問題がありますから、すぐに連絡をするのは難しい状況です。
登録された連絡先に電話をかけられるのがいやな人もいます。家の人に婦人科に通っていることを知られたくない人もいますよね。
また、ふつうの病院でも、月に、平均2000人もの患者さんが来ますから、1人ひとりの結果を追いかけることはほとんど不可能に近いことです。
著者:宗田 聡医師(広尾レディース院長)
引用:31歳からの子宮の教科書(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)